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おりチャン 1


『キビナゴの毎日』に
   ようこそ






キビナゴが
小学生の時
(むかし、むかしの話じゃ)


授業の一環で
キビナゴ達の学年は
お蚕さんを各クラスで
飼育することになった
(キビナゴが住む地方は
 養蚕が盛んな
 地域ではない)


クラスメイトが言う
「蚕はね、
 可愛いのよ!
 働き者なのよ!
 偉いのよ!


 だから
 触ってあげなさいよ!」


キビナゴは
虫が苦手で
絶対触れない・・


でも
「共同作業」と称した
正当化されたイジメで
お蚕さんを一匹
掌にのせられる


キビナゴ失神寸前


蚕は
何にも言わないけれど
蚕のキモチは
よく分かる(りんごだろ)
いや、分かんない


「アタシを落としたら
 もっとイジメられるよ」
そんな顔をしてた
お蚕さん
(どこまでが顔か
 分からないけど)


「うん、わかったよ」
フラフラのキビナゴ
お蚕さんを箱の桑の葉に
そっと
戻してやった


もしかしたら
キビナゴ白目を
むいてたかも


その後
班ごとで
お蚕さん達に
餌(桑の葉)を与えてながら
観察日記を書いていった


ある日
お蚕さん達は繭になった


で、


で、


突然
飼育は
そこで終わった


繭で終わり?
そんなモノなのか?


今、思えば
繭から糸を取り出す作業は
小学生には衝撃的と
教師達が判断したのだろう


繭の入った箱は
教室から
(ゴミのように)
ベランダに移動された


それから数日後
(どの位か記憶が曖昧)
掃除の時に
ベランダに出たキビナゴは
気がついた


繭から蛾が出ていた!


あっ!
蛾が飛んで行った


「さよなら
 お蚕さ~~ん」


さらに数日後
箱には
小さな、小さな虫が
ワラワラ生まれていた


あれ?
この虫達は
お蚕さん?


お世話しなくていいの?


昭和のマッタリした時代
虫の命の授業って
こんな感じで
OKだったのか


キビナゴには
ベランダの虫達全てを
助ける術が浮かばなかった


ああ、
こっそりと
野に
放せば良かったか?
いや
それはダメだ
生態系を破壊してしまう


一学年で
飼育していた
お蚕さん達は
何匹いたのだろう


オトナになっても
忘れられない
授業になった


続く


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